大久保智のブログ

ヴァイオリニスト大久保智の日々

ヴァイオリニストが突発性難聴になった〜その4〜 回復の兆し

こんにちは!

 

前回は回復傾向にありましたというお話でしたが、それから数日、色々と様子が変化していました。

結局お仕事も全てキャンセルとなってしまいまして、関係者の皆様ご迷惑をおかけし大変申し訳ありませんでした。この場でも改めてお詫び申し上げます。

またご心配頂きメッセージを下さった方々、暖かく見守って下さる方々もありがとうございます。

 

色々ありましたが、何とか復帰目途がつきました。現在は負担の少ない仕事から徐々に現場復帰しております。

 

さて、経過の様子ですが…

 

4日目に耳の膨張感というか、ボーっとした感じが強くなりました。試しに楽器を弾いてみましたが耳への刺激も大きく、子供のレッスンならと思いましたが子供の音ですら聴けずその場で中止…という状態でした。

 

病院で診てもらったところ、

 

①聴力の数値は回復している。

②ストレスにより内耳がむくんでいる。

 

といった状態でした。

追加で薬を出してもらい、仕事もキャンセルし、まだしばらく無音生活は続くのでした…

 

何人かの方からアドヴァイスも頂き、ストレスフリーとなるべくのんびりと、かつ昼間は少し外に出たりしながらの生活でした。

こういった健康上の理由でお仕事に穴を空けたことも初めてであり、それなりに悩む毎日でした。

 

それでも何とかステロイドも使い切り、やっと自分でも回復の兆しが見えた発症から9日目に再び事件は起こります…

 

"音が二重に聞こえる"

 

再発…というか悪化したかと思いましたが、聴力検査をすると…

なぜか、ものすごくよく聞こえている耳

小さい音、高い音、低い音…

 

全部聞こえてる!!

 

聴力に関して言えば完全に回復、むしろ左耳は右耳よりも良くなっておりました。

 

二重に聞こえる原因は内耳のむくみによるもの、ということで更に追加で薬をだしてもらい(これがまた非常に不味い)、仕事も徐々に再開する許可が出ました。

 

人はストレスが溜まると体に水を溜め込む、それが原因で各部がむくみ様々な症状が出るとのことです。

 

「ただこれが安定化するかは分からないので、来週また診せてくださいね」

「不快に思ったら耳栓使えば仕事しても良いですよ」

 

とのことでした。

 

ヴァイオリンが好きで、音楽が好きな僕にとって

"演奏活動が今後も続けられる"

これでけで充分です。

 

突発性難聴というと耳が聞こえなくなるというイメージですが、その実際は様々な症状とその波が大きい病気だという事が分かってきました。

 

そして何より、先生が言うに"治る病気"であるという事です。

 

完治へ向けて静養を続けていこうと思います。

 

完全復帰は2月の中旬になりそうですが、徐々に現場復帰していきます。

 

それでは、また。